2017年1月31日火曜日

Belt との出会い

日本ではまだ馴染みのない Belting と言う発声法がある。

ブロードウェイのオーディション要項にも Belting が条件として記載されているらしく、実は世界基準の発声法。

まぁめちゃめちゃ簡単に言っちゃうと、地声の響きのまま高音も出せると言う代物。

この Belting との出会いは、ほんとたまたまで、ネットでいろいろ検索していたところ、この発声法を教えてくれるトレーナーの方にたどり着きました。
その出会いが2年半前。

初めてのレッスンが、かなり衝撃的でした!
自分の今までの概念を覆されたと言っていいくらいの衝撃。
「え? 何これ?? マジで!?」 ってなりました。笑

ただ、ここからが自分との戦い。
今までの自分の発声における常識、価値観、それらを全て取り払って、一からの発声練習。
しかもこの Belting 、日本ではまだ教えてくれる人が皆無。
これで合ってるのか、、、と不安になっても、聞ける人、教えてくれる人が近くにいない。
ちなみにこのトレーナーの方は LA 在住。
日本に帰国された時にレッスンを受けています。
レッスンを受ける間隔としては、半年に一回ペース。

一番苦労したのが、トレーナーさんの言葉を借りれば 「脳の書き換え」。
「高音は頑張らないと出ない」 「自分の音域はここまでしか出ない」。
長い年月をかけて凝り固まったこの考えをまず取り払う。
これがなかなか大変!
今までの自分を否定するワケですからね!
それはなかなかできることじゃない。

でもね、それを捨て去ってでもやる価値がある!!
僕はこの時にそう思いました。

迷ったら録音したレッスンを聴き返す。
喉に力みが出たなと思ったら一旦やめる。
そして「あぁ~オレなんでこんな下手なんやろ」、、、と凹みまくり!笑
その繰り返し。

途方もない作業に思えたけど、気づいたら毎日の練習が楽しくて仕方なくなってました。

高音はすぐに Belt で出せるようになりました。
そして長時間歌っても声が擦れなくなりました。
それが一年半前のワンマンライブの頃かな。




今まで歌えないと思っていた曲が普通に歌えるようになってました。
こうなったらもう毎日歌うのが楽しくて仕方ない!^_^

それでもやっぱり Belting のピースが自分の中で上手くはまらない。
もっとカチッと、「これや!!」って思える所までいかない。
その期間が結構続きました。

そしてこの年末、「あれ? おっ、おぉ!!」ってなったんですね。笑
何か掴めた! そんな気持ちになりました。
その直後に流行りの風邪。
10日ほど声が出せなくなりました。

ヒゲを剃ったのはこの時です。
すみません、話が逸れました。汗

風邪が完治して、あの年末の感覚を思い出す。
「うん、いける!」 、、、僕の音域は4オクターブになってました。

今は、Belting の精度を上げて、声をコントロールする。
まだピッチが緩む所があるので、そこの精度を上げて、もっと丁寧に歌う、、、が課題。
ちなみに音域はまだ広がりそうです。

僕は自分の声が正直あんまり好きじゃない。
歌声に関しては 「この下手くそ!!」といつも罵りたくなる。
でも、自分の曲は好きなんです。笑
だからずっと歌ってこれた。

でもね、 Belt と出会って、自分の可能性は無限に広がっている、、、そう感じた時から、少し自分の声と向き合えるようになった。
自分の声の良い所、強み、魅力、そんなモノを探せるようになった。

このトレーナーさんのブログに、僕の事が載ってました。
もし声にお悩みの方は見てみて下さい^_^


記事の中の R&B系男性が僕ですね。笑

長々と書きましたが、要するに、、、僕、まだまだ伸び代ありますよ!!ってこと。笑
これからの upright を楽しみにしていてください^_^

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